1.孔子曾说：“饭は米で、水は泉にあり。”この言葉を聞いた若者が、実際に泉から水を汲みに行くことにしたという。

2.孟子曰，“不仁者，无礼也。”ある時、ある男が女の家に招かれて飲むと、その女が彼に対して非常な礼儀正しく接するのに対し、彼はその場で大声で歌い始めた。すると、その女は彼に対して“君の行為は禮ではない”と言ったところ、彼は慌てて去り落ちた。

3.荀子も云う、“士心惶惶，民心恐懼”。ある町の住民たちは、毎年秋には大きな祭りの開催があり、それを見物するために集まっていた。しかし、この年の祭りでは天候が悪く雨が降るようになり、大きな洪水となり多くの人が溺れ死んだ。このことを知った住民たちは、“士心惶惶，民心恐懼”であることを痛感し、新しい安全対策を講じることになった。

4.老子曰，“知足不辱，以静制躁。”ある日、一人の青年が山中で老師に出会い、その老師から“知足とは何か？”と問われた。青年はいろいろ考え込んで答えられず、その夜になると夢の中に現れたのは自分自身であり、「我々人間にとって最も重要なことは満足にある」と教えてくれた。それ以来、青年はそれ以前に比べれば非常に幸福感を持って生きていった。

5.張載の「富貴於道，不在於有無」の一語にも通じる話がある。一方的に金銭欲しからず、私財を失っても平気な生活様式を持つ人物について話題になることが多い。そんな彼らの背後には、おそらく是非や善悪などではなく、「富貴於道」の精神がありそうだというのだ。